Photoshopで補正した画像に「Exif」を含めて書き出す
デジカメで撮影した画像には、撮影カメラや使用レンズはもちろん、焦点距離やシャッタースピードなどのメタデータが記録されています。いわゆるExif(エグジフ)情報というものです。
フジフイルムが提唱し、統一規格となった画像保存形式で、ほとんどのデジタルカメラで対応。非可逆圧縮方式のjpegや、可逆圧縮方式のTIFFなどに対応しており、撮影した日時、カメラの型番、撮影条件などを「Exif情報」として持つほか、サムネール画像も保持できる。最新のExif2.2では、適正にプリントアウトするためのデータを保持するExif Printという機能も持っている。
僕もFlickrや写真系のブログなどを見る時には、印象に残った写真のExif情報を見ています。
同じような被写体や構図を撮る時の参考になるからです。
ただPhotoshopで補正後、「Webおよびデバイス用に保存」でRAW現像(例えばJPEG形式で書き出し)すると、そのExif情報が失われてしまいます。
Photoshopの設定(CS3の場合)
設定と言っても環境設定とかではなくて、書き出す際にひとつだけ注意すればいいんです。
手順は以下の通り。
- 「ファイル」メニューから「Webおよびデバイス用に保存」
- 「プリセット」欄の右上にある矢印アイコンをクリック
- 「XMPを含める」をチェック

メタデータの添付は無駄に容量を増やしかねないので、Web制作などでは特に必要ないかと思われます。適宜、チェックするようにしましょう。
※XMPについては「Photoshop ヘルプ」→「メタデータについて」で詳しく解説されています。
update ‐
「ファイル」メニュー→「スクリプト」→「イメージプロセッサ」でもExif付きのRAW現像が可能ですが、「レンズモデル」などの一部のメタデータが消えてしまうようです。
※詳細は「Photoshop ヘルプ」→「イメージプロセッサでのファイルの変換」を参照ください。
4 Comments
YUTAKA |
Windows 版の Photoshop CS4 を使用していますが、「Webおよびデバイス用に保存…」で Exif 情報がstripされてしまうので困っていました。
CS4 では、[メタデータ]欄を[すべて]に設定すると、保存されるようです。
(標準値は[著作権情報および問い合わせ先]になっています)
お陰で、快適に Photoshop を使うことができるようになりました。
貴重な情報を、ありがとうございました。
r.o.g.i. |
YUTAKAさん、コメントありがとうございます。
CS4ではそのような項目があるのですね。勉強になりました。
(「Photoshop ヘルプ」→「Web 用の画像の最適化」にて確認しました。)
Ryosuke |
大変参考になりました。
ありがとうございます。
r.o.g.i. |
Ryosukeさん、コメントありがとうございます。
私の環境がCS3なので情報が古いですが、参考になったようで幸いです。