CodaのdiffツールにKaleidoscopeを導入

Kaleidoscope

メインエディターとして使用しているCodaですが、Coda 1.5からSubversionによるソース管理ができるようになったので、SVNクライアントとしても活躍しています。

Codaで差分を表示させる場合、デフォルトではXcode Tools付属のFileMergeが起動しますが、前から気になっていたKaleidoscopeを導入してみました。

KaleidoscopeはMacのSVNクライアントVersionsなどを開発したSOFA社のアプリで、インターフェースにも定評があります。テキストだけでなくPSDなどの画像ファイルの差分も取れるようなので、すごく便利そうです。

ただしCodaのdiffツールとしてKaleidoscopeを使う場合、ちょっとだけ設定が必要だったので手順をメモしておきます。

導入手順

参考にしたのは「Kaleidoscope and Coda – Coda Users Google グループ」のディスカッションから。
手順を箇条書きにすると以下のような感じでしょうか。

  1. Kaleidoscopeをダウンロード
  2. opendiffをバックアップ
  3. シンボリックリンクを作成
  4. 「ln -s」で上手くいかなかったら「-f」で上書き
  5. Codaを再起動

1. Kaleidoscopeをダウンロード

まずはKaleidoscope(体験版)をダウンロードします。

2. opendiffをバックアップ

念のため、ターミナルでopendiffのバックアップをとります。

sudo mv /usr/bin/opendiff /usr/bin/opendiff.apple

Codaってターミナルも統合されてて便利なんですよねー

3. シンボリックリンクを作成

シンボリックリンクを作成する前にksdiffをインストールします。

「Kaleidoscope」メニュー→「Integration…」からIntegrationを開きます。
「Kaleidoscope Command Line Tool」パネルの「Install…」をクリックすればインストール完了です。

Integration

ksdiffをインストールしたら、ターミナルでシンボリックリンクを作成します。

sudo ln -s /usr/local/bin/ksdiff /usr/bin/opendiff

4. 「ln -s」で上手くいかなかったら「-f」で上書き

シンボリックリンクの作成が上手くいかなかったら-fで上書きするといいようです。
ただし「-f」だと確認なしで上書きされますので慎重に行ってください。

sudo ln -f /usr/local/bin/ksdiff /usr/bin/opendiff

ターミナルのコマンドオプション

念のため、今回使ったターミナルのコマンドオプションで関連性がありそうなものを一覧にしておきます。

-s シンボリックリンクを作成
-f 確認なしで上書き
-i 同じファイル名があった場合に確認
-b 同じファイル名があった場合にバックアップ後に上書き(確認なし)

5. Codaを再起動

Codaを再起動したら、Coda上で「ファイルを右クリック」→「ソース管理」→「比較」からリビジョンなどを選択するとKaleidoscopeが起動し、差分が表示されます。

※Coda Usersで紹介されていた方法ですので、導入については自己責任でお願いします。

2 Comments

MrMacvos |

Thanks! Although it’s unreadable for me, I understood what you wanted to say! And it worked out just fine.

r.o.g.i. |

Hi MrMacvos, I’m glad to hear that from you. Thanks a lot!