Adobe Creative Suite:無償アップグレード失敗の巻
2008年12月19日に日本でも発売されたAdobe Creative Suite 4。
僕はCS3購入時にライセンスプログラムを導入していたので、無償でアップグレードできると思ってたら敢えなく失敗に終わった。
まあ確認ミスと言われればそれまでなんですが、今後ライセンスプログラムを購入する方へ少しでも参考になればと思うので、綴ってみます。
失敗の原因はどこに潜んでいたのか?抜粋するとこんなところでしょうか。
- Adobeのサイトを検証してみる。
- 購入した販売店はどうだったか。
- ググって何とかしようとした。
Adobeのサイトを検証してみる。
サイトの情報は常に更新されるので、今となっては記憶を頼りに書くしかないですが、当時、僕はAdobe Open Options 4.5 – 「アドビ ライセンス プログラム」の10の利点というページを閲覧しています。
で、このページの一番下にこんなことが書いてあります。
アドビライセンスプログラムでは、オプションとして、常に最新バージョンのアドビ製品をご使用いただけるアップグレードプランをご用意しています。
気になるのは「オプション」ってところです。
では別のページはどうでしょうか。
Adobe – Adobe Open Options 4.5 Licensing Program – TLPの最下部にある「メリット」の一つに注目すると
アップグレードプランの購入により、2年間にわたって常に最新バージョンを利用できます
ここでは「アップグレードプランの購入」とありますね。購入当時、僕はこんなことさえ見落としていたのか??
で最後にAdobe – Adobe Open Options 4.5 Licensing Program : よくあるご質問。
ここの記憶は自信ありますが、「よくあるご質問」はCS4の発売に備えてか、購入当時と比較するとかなり改善されてます。
アップグレードプランがライセンスプログラムとは別(いわゆるオプション)で提供されるもので、購入の必要があるってのも幾分かわかりやすくなってますね。ユーザーの声が反映されたのかなぁ?
僕は「ライセンスプログラム=最新バージョンが常に導入できるアップグレードプラン付き」という悲しい勘違いをしてしまった。
重箱の隅を突つくようですが、「アップグレードプランは別途購入の必要があります」みたいに単純に表現できないかなー。各所で問題発生しててもおかしくないと思うのは僕だけじゃないと思う。
何でここまで責めたくなるかと言うと、アップグレードプランを購入するには「条件」があるからなんです。
その条件ってのは、
- 最新バージョンを保有
- 次期バージョンのアナウンスがされていない
僕のような勘違いをしてると「アップグレードプラン」を購入しないといけないことすら気付きません。CS3を購入してからしばらくの期間は「アップグレードプラン購入の権利」があったのに残念です。
だからアドビライセンシングWebサイト(ライセンスプログラム購入者向けの専用サイト)のユーザビリティ(使いやすさ)の改善、購入者にはアップグレードプランの案内があるとか、サポート面の充実に期待したい。メルマガとかも配信している訳ですから、ユーザーが真に求める情報を提供して欲しい。まあ今となってはすべて終わってしまったことなのでどうしようもないですが。
update ‐
2009年の10月よりアドビライセンシングWebサイトがリニューアルしていました。
詳細はAdobe – アドビボリュームライセンスプログラムを参照ください。
※アドビサイトのリニューアルにより一部、リンク切れが発生していますが、そのままにしています。
購入した販売店はどうだったか。
過去記事を見てもらうと多少は伝わるかと思いますが、購入までの道のりは決してスムースではありませんでした。
販売店スタッフさえもライセンスプログラムの概要を把握していなかったのでしょう。
ちなみに販売店の中にはネット上にライセンス窓口を設けているところもあって、例えばビックカメラ.comだと構成支援システムという見積もり作成システムが設置されています。
ユーザー登録に抵抗ない方はこの辺りで見積もっておくと安心かもですね。参考までに。
update ‐
2010年4月23日(金)17:00で「構成支援システム」のサービスを終了しているようです。
ググって何とかしようとした。
職業病でしょうか、Googleで何とか調べようとしたのがそもそも間違いだったかもしれません。
事前調査は必要と思いますが、AdobeのことはAdobeに聞いた方が良かったかもですね。当時の僕がアップグレードプランのことまで質問できたかは置いといて。
まとめ
次回、僕が導入するとしたら以下のような感じでしょうか。
- 最新バージョンを購入(アップグレードライセンスの方)
-
- 次期バージョンのアナウンスがされていない
- 当時の価格で115,596円
- アップグレードプランを購入(任意)
-
- 2年間有効
- 当時の価格で65,350円
- ライセンスプログラムと同時購入する必要はない
- あとはアップグレードプランを更新していく(販売店にもよりますが6~7万前後くらいでしょうか)
単純計算で180,946円もかかっちゃいますね。
ただビックカメラ.comのライセンス窓口に問い合わせたところ、「最新バージョンのライセンスプログラム+アップグレードプラン」を保有していれば、その後はアップグレードプランの更新料のみで済むとのことなので、そこが「Adobe Open Options 4.5 Licensing Program」のコスト面でのメリットになるのかなー?
いずれにしても次回購入時にまた確認しようと思います。安い買い物ではないので。
※価格については販売店によって違いますので、Adobe CS3 Web Premiumを購入した時の情報を元にまとめてます。